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  • 2015.01.07 Wednesday
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BaRRN! 7月号

 やあご無沙汰。タクミウェイ "d400x" マルムスティーンだよ。
思うところあって2年間もメタルシーンから遠ざかっていたんだ。

いや、正確に言うと「思うところ」なんて全く無かったんだけどね。メタル的な生き方を実践していた結果、メタルシーンからは遠ざかることになってしまった。メタル的な生き方ってのは、つまり失職したり求職したり就職したりってことだ。まったく不愉快な出来事だったよ。

そんなアレがナニな事態でジタバタしていてBaRRN!のインタビューも疎かになっていたんだけど、つい先日、前回のインタビューに対して「当方、1年間、続きを楽しみにしています」って有難いコメントを頂戴したんだ。本当に魂消たぜ。何が凄いって、前回のインタビューは2年前。その1年後に記事を目にした輩が1年間もコインランドリーの凄さを待ち続けていたってことになる。全く、失職求職就職なんかでメタルを追い求めてる場合じゃ無かった。申し訳ある。

そうだ、コアなメタルキッズならきっとこのお約束を理解してると思うが、勿論今回も音楽の話は無しだ。何と言っても俺は2年前に宙ぶらりんにしておいた、コインランドリーの話を継続しなければならないからね。
コインランドリーってのは凄かった。といっても正直何が凄かったのか忘れたよ。だってもう2年前の出来事だからね。紙オムツを洗ってハイエンド洗濯機の機嫌を損ねたのが話の始まりだったけど、娘が紙オムツを卒業して久しい。

健忘症の自分を呪ってたって話は進まない。記憶の欠片を求めて俺は2年前世話になったコインランドリーへと彷徨うことにしようと思った。でも馬鹿馬鹿しいから止めたよ。だってそうだろ、うちにはハイエンド洗濯機が現役バリバリで稼働しているからね。洗いものの用事が無い。
きっと今日もあのコインランドリーではメタルキッズが集い、夢と可能性と将来を信じながらパンツを洗ってもらってるんだと思う。俺には関係ない話だ。

多分メタルキッズのみんなは延々こんな無意味な話を聞かされてウンザリだと思う。相変わらずBaRRN!ってタイトルに対しても申し開きもない。実は俺だって今回のインタビューが始まったときにはこんなグダグダな展開になるなんて思いもしなかった。

だけど、2年間の沈黙を破ってタクミウェイ "d400x" マルムスティーンがメタル活動を再開することになるきっかけをくれた1件のコメントに、俺はものすごく感謝している。

じゃぁまた2年後!

(2011.07.17 デュッセルドルフのコインランドリーにて)

BaRRN! 6月号

やあご無沙汰。タクミウェイ・マルムスティーンだよ。
俺はメタルを生業としているけれど、副業としてリーマン活動にいそしんでいることは何度か話してきたと思う。そこらへんのところでアレがナニってことで、メタルキッズのみんなにはニューアルバムを届けることはおろか、こうやってBaRRN!のインタビューで俺の近況をお伝えするって事すら満足にできていない。俺も残念に思っているよ。

さて、久しぶりのインタビューなんで今日こそはメタルの話を、ってみんな思うだろ。今日はメタルの話は抜きだ。俺がみんなに伝えたいのは、コインランドリーってすげえ、って話だ。

俺の家では、洗濯は奥方様が担当している。おっと、ジェンダーフリーとかにうるさい皆様は遠慮してくれよな。俺が話したいのは家庭で誰が洗濯を担当するか、って話じゃないんだ。納豆石鹸ってダチの金言で、「金を払うぐらいで楽できるようなチャチな話なら、金払うべし」ってのがあるんだけど、それにしたがって我が家にはハイエンドな全自動洗濯乾燥機が導入されている。ハイエンド洗濯機のやつは、その名に恥じないいい働きをしているんだ。
ところがハイエンド野郎を従えるのは俺の奥方様だ。奥方様は、俺に輪をかけたメタルスピリットをもっている上に、天然でもあるから、あるとき下の娘のオヤスミマンを洗濯した。さすが我が家にいるだけあって、洗濯機もメタルスピリットを身に着けたらしい。ハイエンドの誇りを持って、オヤスミマンを完璧に粉砕し、いっしょに洗った他の洗濯物を悲惨な目に合わせて自身は涼しい顔をしていた。まったく、洗いあがりを確認したときの奥方様の悪態を洗濯機に聞かせてやりたかったぜ。あの瞬間はメタルではなくパンクだったね。

でも洗濯機のヤツも、実はダメージを負っていたんだ。プライドだけで涼しい顔をして、相変わらずすばらしい洗濯ジョブを続けていたけど、内面はボロボロだった。考えてみれば兆候はあったんだよ。
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BaRRN! 7月号

やあ、タクミウェイ"d400x"マルムスティーンだよ。

何と、前回のインタビューから既に19ヶ月が過ぎようとしているんだからビックリだ。その間俺が何をしていたかと言えば、腕立て伏せと腹筋だ。

メタルってやつは不健康の代名詞だから、3食を惜しんでメタルに費やしているうちに、炭水化物の変わりにアルコールとドラッグを摂取することになって体がボロボロになっていくわけだけど、俺は副業としてサラリーマンってやつも営んでいる。
サラリーマンってやつが、こちらもまた不健康の代名詞ではあるのだけど、メタルの不健康とは方向性が違うんだ。メタルの不健康は自己陶酔的な不健康であって、ある種不健康であることが目的でもあるわけだけど、サラリーマンの不健康は純然たる不摂生の結果でしかないんだ。そして、メタル的な不健康は体を痩せさせていくけれども、サラリーマン的な不健康は体を太らせることが多いんだ。

メタルでありながらサラリーマンでもある俺の場合、メタル的不健康による体重減少とリーマン的不健康による体重増加のバランスが取れている間は問題ない。ところが両者のバランスがくずれてくるととたんにマズい状況さ。最近の俺はメタル活動を抑えてリーマン活動に精を出していたばっかりに、かつてないほどの体重増加を経験したんだ。

メガネのメタルはあり得ない、って前回力説したけど、デブのメタルだっていただけない。何か説得力が薄れるんだよ。例えばメタリカのOneは名曲だけど、石塚英彦が汗を拭き拭き熱唱していたら、オーディエンスは楽曲よりも石塚英彦のほうが心配になるだろ。そういうことだ。2番目のルール、「Thou shall not fat.」。Yahoo!に翻訳させると最高だ。「汝は、肥えてはいけません」。

デブのメタルは嫌だけど、たかだか痩せるために金を払うのはもっと嫌だ。だいたい、半年前に「俺もビリーに入隊したゼ」なんて言っているやつらが居たけどそいつらの行く末はどうだ。俺の周りではVICTORYに到達したヤツなど居ない。贅肉に加えてDVDとビリーバンドが残るだけだ。俺はメタルを信条として破天荒にいこうとしているけど、いくらなんでもこれから達成する失敗の記念品を先に買おうなんていう酔狂なマネはできない。だいたい、テレビ画面の向こうのテンションおよび運動を、茶の間でも再現するなんて少なくとも俺には不可能だ。USのスタジオはどうだか知らないが、我が家には奥方もいるしふたりの娘もいるんだ。会えば挨拶するご近所もさんもいる。
「いやぁ最近、こっちの方が、ちょっとね」と、のたまわきながら自虐的に自分の腹をつまんで見せて、「そういうわけで、ほら、ね」などと卑小な態度でDVDとテレビのスイッチを入れてしまったらもう、USのスタジオのテンションでワークアウトするなんて不可能なんだ。

なんだか、全くメタルの話とかじゃ無くなって来ているけど、もうすぐメタルの話になるから我慢してくれ、なんて言えない。要するにメタルの話は無いんだ。BaRRN!ってタイトルにも申し訳ない。まあいいや、クソ食らえだ。
つまり話を始めに戻すと俺はひたすら腕立てと腹筋をしていた。金はかからない。ご近所にも家族にも気兼ねしない。挫折しようがVICTORYに到達しようが、完璧に自分だけの閉じたストイックな世界だ。回数もセット数も決めず、できなくなるまで腕立てと腹筋を毎日やるってのはなかなかのMっ気を要する。おっと、MってのはメタルのMじゃないから勘違いしないでくれよな。メタルキッズのみんながビッグになるために必要なのは腕立てと腹筋じゃない。だいたい、腕立てと腹筋が体重を減らすことにどれほど貢献するか、ってのも俺にはわからないしね。
とにかく俺は、自分の持てる最大限のMっ気を発揮して腕立てと腹筋を続けてきたんだ。連続20回も行かなかった腕立てが、連続50回行けるようになるってのは不思議な悦びをもたらす。まあ残念なのは、ズボンのウェストが相変わらずキツイってことだ。方向性の違いを認識するっていうのも大切かもしれないけど、もしかしたら方向性があっているのにMっ気が足りていないだけかもしれないから、100回できるようになったら再確認しようと思っているんだ。

まあそういう日々を過ごしていた俺を驚愕させる出来事が起きたのは先週のことだ。リーマン活動による3日間のツアーをこなしてきた俺が家に帰ってくると、リヴィング・ルームに見慣れない物体があるんだ。全く見たことがない訳ではない。ただ、今までこれを所有している人に会ったことは無かった。俺のリヴィングルームにはトランポリンが鎮座してやがったんだ。なんてこった。
トランポリンを飼い始めたのは奥方様だ。ビョンビョン跳ねるのは体にいいってことで、1日たったの10分やるだけでもいって言うんだ。

「たったの」10分って言葉には魂消たね。10分ってのは、わかりやすく言うならQUEENのボヘミアン・ラプソディーを2曲分だ。2曲目は最後の「Nothing really matters〜」のところが入らないけど殆ど2曲と言っていいと思う。ちなみに「WE WILL ROCK YOU」なら5曲だ。ボヘミアン・ラプソディーを2曲分、茶の間のトランポリンで一心不乱に跳ね続けるなんてどう考えても無理だ。2分×5セットにして、各セットでWE WILL ROCK YOUを演ればこなせるかもしれないけど、それでも毎日は無理だ。俺のメタル精神とMっ気をどんなに注ぎ込んでも、1日たったの10分のトランポリンってやつはかなりハードルが高い。

戦う前から劣勢というか、既に敗戦って感じだけどメタルの辞書には不可能の文字があってはいけないんだ。俺は挑戦することにしたよ。ここでやり遂げれば、俺は次のステージに行けるんじゃないかって、鳥肌が立ったんだ。
言っとくけど、次のステージってやつはメタルのステージじゃなくてMのステージだから、ニューアルバムを心待ちにしているメタルキッズのみんなは勘弁してくれよな。

(2008.07.07 ジャーマン・トランポリンの上にて)

BaRRN! 9月号

やぁ、ご無沙汰、タクミウェイ"d400x"マルムスティーンだ。

ニューアルバムを待ち焦がれているメタルキッズのみんなにはとても申し訳ないって気持ちでいっぱいなんだけど、実はトラブっているんだ。俺は眼が悪くて、普段は使い捨てコンタクトを愛用しているんだけど、この度の定期健診で「両眼ともに深い傷がついていて、レンズを処方するわけには行きません、早急にまともな眼科に行って治療をすること」って言われてしまったんだ。
眼科の先生が「まともな眼科に行け」って言うんだから、その先生もある意味メタル野郎と言えなくも無いが、メタル同士で親睦を深めている場合じゃない。俺は強度近視だからね。おまけに乱視だ。

「コンタクトが使えないならメガネにすればいいじゃないか、大したことじゃないよ」って思うかもしれないが、それは大きな間違いだ。第一に、コンタクト常用者は普段メガネを使わないから、いざメガネが必要、ってときには役に立つメガネを持っていない。何を隠そう、俺様のメガネも20世紀にこさえたもので、到底今の俺の視力とはマッチしない。その上、デザインは時代遅れで、まさに90年代って代物だ。

第二に、そもそも、メタルと眼鏡が相容れない。これはアイデンティティの問題だ。暗黙のルールがある。"Thou shall not wear glasses."汝眼鏡をかける莫れ。Exciteで翻訳するなら、「なんじはメガネをかけないものとします。」だそうだ。
自他共に認める日本通の俺だから、最近日本ではメガネが流行っていることは知っているし、「はい、ブリリアントグリーンですけどメガネをかけましてトミーフェブラリーと申します」って流れはアリだと思う。だけど、哀しいかな俺はメタルだ。メガネをかけてピカチュウとシャウトするわけにはいかないんだ。
例えばKISSのメンバーの一人が眼鏡をかけていたら、どうだ。
KISSの完成された隙の無いライブパフォーマンスの途中でそのメンバーのメガネが落ちちゃったらどうする。世紀末的な化粧とコスチュームに身を包んだアーティストが、オーディエンスにケツを向けて、「メガネ、メガネ、」と床を這い回る様を想像してほしい。あってはいけない事態だ。

さて、メタルとメガネは相容れないと力説してきた俺だけど、メタルな眼医者に「治すのは1ヶ月くらいかかると思うし、普通痛くて眼が開けられないくらいの深い傷だ、さっさと『まともな眼医者』に診て貰え」って言われて動揺してたんだろうね、慌ててその日のうちに「まとも眼医者」に診てもらい、暫く続くメガネ生活に備えてメガネも新調してしまった。まったく言行不一致で我ながら呆れるよ。
ところで、メガネ屋は「レンズのストックがあれば45分でお渡しできます」ってセールス文句が気に入って、とある店で作ったのだけど、45分でお渡ししてもらえなかった。残念なことだけど仕方ない。俺の眼では「0.05」を見ることができなかったんだ。検査してくれた白衣の男がすまなそうに言うには「当店の検査機では0.05より下を測ることはできないんです、申し訳ありません」ってことだ。強度近視に加えて乱視、そんなレンズのストックは店には常備されてないのさ。その上、薄型加工をしないとフレームに収まらないって言われて仕方なくレンズのグレードを2ランクも上げた。そういう破天荒なメガネをこさえるには少なくとも3日必要だ、って言われてしまったよ。明日からはニンジンジュースを飲もう、って思ったね。

そういう訳だから、しばらくはタクミウェイ"d400x"マルムスティーンとしてメタルのライブパフォーマンスをすることはできなくなってしまった。メタルキッズのみんなも眼は大事にしてくれ。ステージ上で四つん這いになってメガネを探すパフォーマンスを披露したくなければね。俺は暫くメガネだから、ギターを算盤に持ち替えて、メタルとは離れたパフォーマンスを模索してみるざんす。期待しないでくれよな。

じゃぁな。

(2006.9.26 クーレンズにて)

BaRRN! 6月号

やあ、タクミウェイ"d400x"マルムスティーンさ。
d400xの野郎が最近仕事の愚痴ばっかり書き散らかしてるからクラークに「愚痴ブログになってますね」なんて言われちまった。でも納豆石鹸のヤツは「愚痴ることは精神衛生上重要だからなぁ」って言ってるんだ。

まあ、d400xが愚痴ろうが愚痴らなかろうが、俺様の知ったこっちゃない。なぜかって?理由は特にないんだけどな。強いて言えば寝不足だから、あんまり頭を使って考える余裕が無いんだ。

前回、俺はバイクの話をすると見せかけて「うまいこと言う」ってことにチャレンジしてみたわけだけど残念ながらうまいこと言えたかは疑問だ。でも後悔はしてないよ。メタルってのはチャレンジスピリットを失ったら終わりだからね。で、今回はバイクの話だ。

メタルキッズのみんなは、俺のことを「タクミウェイってのは昔っからいっぱしのワルだったんだろう」って思ってるかも知れないから断っておくけどそれは間違いだ。バイクもタバコも、恥ずかしながら社会人デビューなんだぜ。
「なんだよ、15歳の時に盗んだバイクで暗い夜の帳の中へ走り出したんじゃなかったのかよ」って失望しないでくれよな。実は26歳の時に教習所のバイクでお天道様の下を徐行してたんだ。まあ現実ってのはそういうもんだ。

ことの始まりは、兄者だ。ある日神戸の俺のもとに「M-P(ミッション・ポッシブル)」ってメールが届いたんだ。読んでみて魂消たね。ズバリこんな内容だった。

拝啓 d400xにおかれましてはご清祥のこととお慶び申し上げるって寸法だ。
さて、このたび俺様は、ハーレーを衝動買いした。
つきましては、今俺様が乗っているバイクにはお前が乗れ。勿論ケチ臭えことは言わないお友達価格にするから安心しろ。
あと、神戸の教習所調べといてやったから、さっさと通えよな。いろいろあるけど名前が素敵だから、「ジェームス山自動車学院」にしとけ。
敬具

ガッデム、なんてアナーキーぶりだ。これこそメタルの真骨頂じゃないか。だってそうだろ、ハーレーの新車は通常20代前半のサラリーメンが衝動買いするアイテムじゃない。おまけに余ったバイクを、免許を持ってないやつに免許を取らせて売る、ってところも控えめに言って常軌を逸している。悔しいけど俺なんかじゃ足下にも及ばないメタルスピリットの体現者だと言わざるを得ない。

そんな訳で俺は26のときにジェームス山に登って教習所の門をたたくことになるんだ。でもそれもすんなり行ったわけじゃない。なぜなら俺はもう結婚していたからさ。
「バイクなんて危険な乗り物、やめて頂戴」
予想通りだったんだけど、そういうことさ。その上、俺の奥方もなかなか凄いことを言うもんだぜ。
「どうしても乗るっていうのなら、生命保険に入りなさい」
そこまで言わせてしまったことは痛恨の極みってやつだけど、俺もバイクに乗りたかった。そんなわけで、教習所の門をたたく前に生命保険会社の門をたたく羽目になったんだ。

教習所通いはベラボウに大変だったよ。ちょうどその時も俺の副業であるサラリーメン稼業がめちゃくちゃ忙しいことになっていて、教習は1単位も落とさずに卒業したのにトータル8ヶ月くらいかかった。そんな経緯があって、やっと俺はライダーの資格を得ることができたんだよ。

遠く神戸に住む俺のもとに、兄者がバイクを届けに来たのは10月末ごろだったかな。
「昼前に出ようと思ってたんだけど、寝坊した」
ってことで兄者が神戸に向けて出発したのはすでに黄昏時だ。7時間くらいかけて来てくれたわけだけど、途中で俺に届くメールは「超寒い」「メチャ寒い」「ガス欠になった」「寒い」ってもう、読んでるほうも寒くなるもんだった。晩秋の夜の高速道路をバイクで疾駆するっていうのは無謀とも言える行為だし、黄金水のほうもさぞや半端じゃなかった事だろう、って思うよ。無事に俺の家まで着いて、まず風呂に入ってもらったんだけど、俺の奥方はうっかり「クールバスクリン」を入れた。昔から天然なんだよ。それでも兄者はその風呂の蘇生感を忘れられなかったらしくて、後でクールバスクリンも衝動買いしたそうだよ。

数日神戸に滞在して俺にバイクを託した兄者は帰り際、俺ではなくバイクに、
「じゃぁな」
って淋しそうな目をして別れを告げたんだ。バイク乗りってのはこうなんだ、って少しシビレたね。

おっと、そろそろ誌面も尽きるところだ。というか俺様の睡眠時間が尽きる。じゃぁBaRRN!7月号でまた会おう。

(2006/06/10 自宅地下スタジオにて)

BaRRN! 5月号

やあ、タクミウェイ"d400x"マルムスティーンだよ。
前回のインタビューから3ヶ月ぶりかな。めっきりご無沙汰しちゃったけど、お元気ですか。俺は死んでるゼ

日本では5月の最初は黄金週間って言うんだろ。黄金週間は休みって寸法だ。それを初めて聞いたとき「これだ!」って思ったね。初めてJudas Priestを聴いた時みたいに体に震えが来たよ。
だから俺も、日本の黄金週間の時期には休暇をとることにしているんだ。今年はツーリングに行ったんだぜ。5月の晴天、絶好のツーリング日和さ。まったく、健康すぎるところがメタルっぽくないけどそういう野暮はこの際無しだ。メタル野郎の日常は黒尽くめでサングラスで、昼間は寝ていて夜はメタル。つまり、ときには日光に当たってビタミンDを作っておかないと、カルシウムを吸収できなくなってしまうからね

おっと話がそれた、俺の悪い癖だね。とにかく俺はツーリングに行ったんだよ。どこへ行ったか知りたいかい?

行き先は会社さ。何てこった。

メタル魂を失わないために会社勤めをしているって事は前回のインタビューで伝えたけど、メタル魂はおろかプライベートまで失いつつある現状だ。全く嫌になるね。でも俺のメタル魂はまだ消えちゃいない、安心してくれよな。皆が待ち焦がれているニューアルバムには「腐ったプロジェクト」にインスパイアされた楽曲が入る予定だ。

さて、ツーリングの行き先は残念ながら会社だった、ってことは仕事を終えてバイクに跨ったときは既に暗くなっていたんだ。5月とはいえ、寒かったゼ。バイク乗りならわかると思うんだけど、寒い中バイクで走ると小便に行きたくなるんだ。つまり、俺の黄金週間は、黄金水週間だったってことだ。

「何だ、長々とインタビューを連ねた割には下らないことで『うまいこと言いたかった』だけじゃないか」って思うかい?実はそうだ。でも現実は地獄だったんだぜ。ひょっとして俺の膀胱は破裂するんじゃないか、って心配になったくらいだ。その上、俺の目論見どおり「うまいこと言えた」かどうかがかなり怪しいな。

060514_d400

本当は今回のインタビューではもっとバイクの話をしたかったんだけど、誌面の都合もあるから今回はここまでだ。え、サウンドの話をしろって?サウンドの話はバイクの次だな。首を長くして待っていてくれ。

(2006.5.14 ハノーヴァのスタジオにて)

BaRRN! 2月号 巻頭インタビュー

やぁ、タクミウェイ“d400x”マルムスティーンだよ。
ニューアルバムは鋭意レコーディング中さ。首を長くして待っていてくれよな。

今日は通勤途中にビックリすることがあったから、ぜひみんなに報告したいんだ。
「え、メタルを生業としているのに通勤てどういうことだよ」なんて野暮なことは聞かないでくれよな。俺くらいのレベルになると、メタルで喰ってお釣りが来るくらい稼げるって、みんなは思うかも知れないけど現実はそうじゃない。メタルで喰えるのはほんの一握りのやつらだけ、そして残念ながら商業主義のサウンドに迎合したやつらだけさ。
俺クラスのレベルでもメタルでは喰っていけない以上、仕事をすることは俺の必然だ。サラリーメンって職業は退廃的なメタル生活しか知らなかった俺に「忍耐」や「社会的常識」ってやつを叩き込んでくれたし、なかなか勉強になるよ。サラリーだってもらえるしね。俺がサラリーマンになってしまったからって、メタル魂がサラリーマン魂に入れ替わるわけじゃないんだ、心配しないでくれよな。

おっと、話がそれたね。ともかく俺は通勤しているんだ。それで今朝もいつものように最寄り駅まで歩いていたんだけど、坂の向こうからまるでマジソンスクエアガーデンにいるかのような大音量で迷惑なサウンドが聞こえてきたんだ。そして坂の上から登場したのは、赤のRAV4さ。その不届きな騒音公害野郎を見てみれば、判で押したようにロン毛にサングラス。全く笑えるよ。赤のRAV4、ロン毛、サングラス、大音量の迷惑サウンド。あまりにお約束通りなんで、もう勘弁してくれって感じさ。勘違いしないでほしいんだけど、RAV4もロン毛もサングラスも俺は嫌いじゃないよ。でも、それ全部に加えて、大音量のサウンド、ってそいつはごめんだ。だいいち大音量の迷惑サウンドはマナー違反さ。
アナーキーなメタル野郎であるこの俺様がマナーについて語るのはお門違いじゃないか、っていうのはその通りかもしれないけど、日本じゃ、デーモン小暮とかいう悪魔の化身が、日本の国技の解説を務めたそうじゃないか。悪魔が相撲解説をするなら、アナーキー野郎がマナーについて説教もするさ。

またまた話がそれてしまった。つまりこういうことさ。俺が朝いつも通りに道を歩いていたら、ロン毛でサングラスの鼻毛野郎が乗った赤のRAV4が騒音をまき散らしながら走っていたってわけなんだ。「そんなの日本じゃ全然珍しい光景じゃない」なんて言わないでくれよな。俺は伊達に「日本通のメタル野郎」の看板を掲げているわけじゃないんだ。この話には続きがある。

そのはた迷惑な鼻毛野郎は、J-POPやビルボードのTOP40をにぎわすようなサウンドをまき散らしているわけではなかったんだ。もしそうだったら、俺も「よくある日常の風景」として鼻毛野郎もRAV4も、気にも留めなかったと思う。
メタルをくまなく聞き込んだ俺の耳は誤魔化せない。あろうことかそいつは、ボン・ジョヴィを大音量で鳴らしてやがったんだ。なんて中途半端かつ惰弱なヤツだ。こいつはただの鼻毛野郎じゃない、恥ずかしい鼻毛野郎だ。
でも信号で停まったそのRAV4から垂れ流され続けるそのサウンドを聞いていてすぐ、俺は自分のミスに気づいた。それはどう聞いてもボン・ジョヴィじゃないんだ。なぜわかったかって?それはおれが隠れボン・ジョヴィファンだからさ。恥ずかしいから人には言わないでくれよな。中途半端だ惰弱だとののしられても仕方ない。事実はひとつ、俺はボン・ジョヴィの隠れファンだ。

それで、ミスに気づいた俺は、自分の間抜けな頭を呪いながら必死でこのサウンドが誰のものだったか思い出そうとした。そんな俺の必死の脳内イントロクイズを笑うかのように、唐突にサウンドは印象的なコーラスに入ったんだ。

♪キャアーーアリィ、キャアーーアリイーーー

なんてこった、この鼻毛野郎が垂れ流しているのはヨーロッパのCarryだ。
確かにThe Final Countdownは名盤かもしれないけど、このサウンドはRAV4で大音量でこれ見よがしにオーディエンスに聴かせる類のサウンドじゃない。大音量ではMETALLICAやGuns n' Rosesを流して、自分の頭の中でだけ、ヨーロッパを流すべきなんだ。
何故かって?誰もが(イントロだけは)一度は聞いたことがある「The Final Countdown」は「僕たちはこれから手をとりあって金星に旅立ちますー」って歌ってるんだぜ。何だそりゃ。メタル魂はどこにある。
同じアルバムの5曲目はズバリ、「Ninja」だ。♪忍者サバーイブってコーラスをどんな顔して聴けって言うんだい?GammaRayがこの前来日した時、ストームなんとかって前座のバンドのやつらが浴衣にチョンマゲのヅラを被って登場したんだ。顎が外れそうな失望感だったね。それと同じさ。

つまり、得意になって他人に「この曲いいだろ、これ聴いてる俺ってセンスいいだろ、俺カッコイイだろ、お前も聴けよ」って押し付けるタイプのサウンドじゃないんだぜ、ヨーロッパは。もっとストイックに、例えばCDを取り出しても再生せずに盤面を見ながらフルアルバム、頭の中だけで再生するとか、あるいは、カセットテープを鉛筆でくるくるすすめながら鼻唄でフルアルバム歌いきるとか、そういうのがヨーロッパの聴き方、愛し方だと俺は思っている。
メタルキッズのみんなはわかってほしい。今日のRAV4の迷惑鼻毛野郎のようにヨーロッパを聞くのはやめてくれよな。

なんだか、俺のサウンドの話は全然できなかったね。それは次回のインタビューかな。

(2006.2.22 ハノーヴァのスタジオにて)


付録:
本文中に出てきたEUROPEの曲について、Yahoo!翻訳Excite翻訳で翻訳したものを掲載します。
※ここまでぶっ壊れていれば著作権とか平気だと思うのですが不都合がございましたらコメント欄へご連絡下さい。

芸術家: ヨーロッパ
アルバム: 最終的なカウントダウン
タイトル: キャリー

光がいつ行くかはダウンして、わかりました、どんな理由Forも叫びへのあなた
ではありません。 私たちはこれを通るいつも季節の神が、私がSoを試みたのを
知っているときはいつも、Inが以上を求めないでください前です。

あなたは私の目でそれを見ることができません。
これは私たちの最後のさよならであるかもしれません。

キャリー、キャリー、それらが変えるもの、私の友人

キャリー、キャリー、多分、私たちは再会するつもりです。

私はあなたの心を読んで、Ofが不親切であることで、私がItについて説明する
ことができればよいと思うという意志がなければ、すべてが時間がかかって、
忍耐Ifでは、非常に、それは犯罪です、なんで私が気持ちが良い。

「なんで私が気持ちが良い。」って知るか!キャリーさんに聞け。

芸術家: ヨーロッパ
アルバム: 最終的なカウントダウン
タイトル: 最終的なカウントダウン

私たちは一緒に去る予定です。
しかし、それでも、それは送別です。
そして、多分、私たちは戻るつもりです。
地球に、だれが言うことができますか?
私が、Weが地面ウィルものを残している悪い人はだれもいないと推測する、再
び同じですか?

それは最終的なカウントダウンです…

私たちはビーナスとそれでも、私たちが多分高いCauseを立てるので向かって、
彼らが行くために私たちを見て、私たちを皆、とても多くの光年迎えて、見つ
けられて、私が私たちがすべてそうするつもりであるのを確信しているという
ことであるものが彼女を逃すということです。

ビーナスじゃない、金星だ金星。

アーティスト:ヨーロッパ
アルバム:最終的な秒読み
タイトル:ニンジャ

物語を私に話す伝説テルを私に話す戦争の、私話
私にちょうど1回を話します、
それが以前のようにそうであったこと
私に感覚をもたらしてください、正にその瞬間Whenにおいて、戦いのためのハートは音を立てます
私に伝説がある宝を見つけてください。

私が高貴な古代の騎士であるならば、私は支配にjour側のそばに立っているでしょう、そして、戦いItは同じWhen Iがあなたの名前を大声で呼ぶのを常に感じます。

私がNinjaが生き残るあなたの側のそばに歩く夢で、ニンジャは生き残ります。そして、あなたと、隠れる必要がありません。

あなたに近いためにちょうど一日SoのためのMaybeが私に伝説を話すように、少数の格言が私にはあったこの方法を感じるために、理由Forより私であって、物語テルを私に話す私戦争テルの話ちょうどある時私それが以前のようにそうであったWhat。

テルって誰じゃヴォケ!!
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