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  • 2015.01.07 Wednesday
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小隊長チャンネル@26時

「ハーイ、マイケル、次はどんな素敵な商品なのかしら?」
「ジョアンナ、知りたいかい?」
「もぉっちろん知りたいわ」
「会場の皆さんも知りたいですか?」
(会場)イエーー
「オーケイ、皆さんお待ちかねのようだね、ところでジョアンナ、君最近少々ふとったんじゃない?」
「まぁぁっ、レディーになんてこと聞くの!でも、わかっちゃうのかしら、嫌ね。実はちょっと太ったのよ」
「ハハァ、視聴者の目はごまかせても僕の目はごまかせないゼ。これから夏真っ盛り、水着を着ようって季節に君は太っちゃったわけだ」
「そうなのよ、プールサイドもビーチも、もうすぐだっていうのに全く、嫌になっちゃうワ。」
(会場)ノーー

「Haha、それで夏に向けて今更腹筋しようっていうんだね、ダメダメダメ、夏はすぐそこだ。次に紹介する商品はそんな君にうってつけだ。何てったって特別な器具の購入はナシ、効き目抜群なんだぜ」
「まぁ、そんな素敵な商品があるの?」
「そう、僕マイケルが自信をもって皆様にこれから紹介するのがそれ、『PJ式ダイエット』です」
(会場)イエー(拍手)

「まずは体験者の声を聞いてみよう、ここにいるのが体験者のd400xさんだ。やあd400x、調子はどうだい」
「オーライマイケル、体が軽くって、もう空気になったみたいな気分さ」
「空気ってのは大袈裟だけど、随分ガリってるね」
「そうだよ、2月には64kgあった体重が、今や54kgさ。4ヶ月で10kg、すごいと思わないかい?それもこれも、PJ式ダイエットのお陰さ」(画面)効き目には個人差があります(点滅)
「4ヶ月で10kg!!すごいじゃないか!!」(画面)効き目には個人差があります(点滅)
「そう、特別な運動も食事制限も、もちろん器具の購入もナシでだ」
(会場)イエー(拍手)

「d400x、僕の代わりにPJ式ダイエットの説明をしてくれるかな?」
「お安い御用だよマイケル、『PJ』ってのはつまり『プロジェクト』のことさ。会社に行っていつも通り、プロジェクトの作業をこなしているだけ、1日たった14〜18時間くらい仕事をしているだけでぐんぐん痩せる魔法のダイエットだ。」
「たったそれだけなの?」
「そうさジョアンナ、不思議と食欲は無くなるし、集中力や記憶力もバッチリ減退、おまけに5月からは、1年続いた禁煙も止めてバカスカ煙草を吸ってるんだよ」
「ワォ、すごいじゃない!」

「ありがとう、d400x。どうだいジョアンナ、君も腹筋なんかやめて、PJ式ダイエットでビーチのビーナスにならないかい」
「ご免だわ、腹筋の方がマシね」
「オーウ、健全だね、実は僕もゴメンだ。さて、こちらPJ式ダイエットをご購入のお客様は今すぐこちらの番号へ。深夜ですのでおかけ間違いの無いように。それじゃぁまた来週この時間に」
(会場)(拍手)

小隊長ドノ、さらばであります

今週も62時間働いている上にもう土曜日の24時30分。
そういえば今週はひとつ、ニュースがあった。今日たまたまインスタントメッセージ上でオンラインだった同期のクラーク氏(仮称)とそのニュースについて話したので、以下に再録。
d400x
そういえばウチの小隊長は更迭されたよ (22:30)
クラーク
おお、それは朗報!?
で、d400xさんが、小隊長に昇格ですか? (22:31)
d400x
対外的には「小隊補強、小隊長2名体制で」ということになっていますが、社内的には「コレハ小隊長交代デアリマス」と大隊長(=部長)が明言。
朗報かと聞かれれば答えはイエスと言わざるを得ません。なお次の小隊長は部内の別の人です。 (22:32)
クラーク
そうですかあ
d400x
対外的にも、頃合を見て小隊長交代宣言するそうで。
クラーク
なるほど
では、これで心置きなくメインフレームに没頭できるのですね (22:33)
d400x
XXXX円のプロジェクトで、メチャクチャにして更迭、ってことになると、サヨナラ候補にあがっちゃうよね多分。小隊長40歳。
クラーク
うーん、希望退職とかがないと、そういうことにはなんないのでは? (22:34)
d400x
公式には何もないけど、裏で首狩り族は跋扈してるみたいよ。 (22:35)
クラーク
まあでも、公式にない場合、あくまでその人の同意がなければやめさせることはできないからね (22:36)
会社にしがみつく気があれば大丈夫
あ、でも、法改正でやめさせやすくなったんだっけか (22:37)
d400x
え、辞めさす法改正ってフランスだけじゃなかったか。
いやー、小隊長が首狩り族の餌食になったら後味悪いなぁと思って。でも生き残ったとしても、金輪際彼と仕事はしたくないなあ。 (22:38)
クラーク
うーん、その微妙さ加減が、d400xさんの「いい人」的なところですね (22:39)
私だったら、即刻辞めさせるけども ウィンク (22:40)
株主利益につながらないような人はいらん
d400x
うわー、正論。あんた幕末なら中岡慎太郎だな。 (22:42)
クラーク
たぶん、そんな人も、もっと適正がある仕事があるよ、きっと (22:43)
これまで彼に合わない仕事を無理やりやらせていた、弊社が悪い (22:44)
そうだ、思い出した (22:47)
新しい法律だと、お金で解決することを許容するように改正されたんだった
だから、特別な理由がなくても、お金をしかるべく払えば、割と簡単に辞めさせることができるらしい (22:48)
d400x
何と。じゃぁ小隊長は、もし首狩り族に不意討ちされたとしても、地獄プロジェクトからさっさと足を洗った上に大金せしめて円満退社ってことか。 (22:49)
クラーク
まあ、そういう見方もありますね
d400x
もう、神もホトケもぐちゃぐちゃでよくわからん。
まあ、新・小隊長はまともな人のようだから少しはよくなるでしょ。でも俺も更迭されたいなあ。 (22:52)
クラーク
なら、旧小隊長の行動パターンを真似ればいいじゃない (22:53)
d400x
そりゃダメだ。一応プロとしてのプライドがそれを許してくれぬ。 (22:54)
クラーク
じゃあ、地獄でもなんでもがんばんないとね
損な役回りかもしれんが
あるいは、首狩り族に転職するとか (22:55)
d400x
首狩り族になったら、胃潰瘍で倒れちゃうよ。夢見が悪くなりそうだし。結局プロジェクトの底辺でデスマーチやるしかないんだ。
クラーク
巨象も踊るってなもんで (22:58)
権限を剥奪されて前線から後退させられた小隊長ドノは、日々ヒマそうである。心おきなく午睡を愉しみ、19時ごろに「おつかれ、シューッ」と言い放って帰って行きやがる。抜けたら抜けたで、無性に腹が立つ。ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ…

憲法25条の1

71時間。今週働いた時間。先週61時間。その前67.5時間。
昨日は明け方5時まで働いて、仮眠して、地方の客先へ飛行機で日帰り出張。罰ゲームを通り越して、拷問みたいな感がある。

今週は、長女が幼稚園の遠足で動物園に行ってきたり、次女は微笑み返しができるようになって、首がすわって、もうちょっとで寝返りできそうだったり、正直なところ71時間も仕事に使っている場合ではないのだ。無事手術を終えて退院した兄者も、傷口が痛いそうなので死ぬほど笑わせて苦しめてやらねばならないのだが、ネタどころか「退院おめでとうございやす」のメールすら書くヒマがない。兄者、ブログからですまんが退院おめでとう。タバコはやめたほうがいいよ。

徹夜明けの飛行機出張においては、空港までの移動の段階でもうヨレヨレ。飛行機に乗ったときには座る席を間違えた。いつもなら僕は席の間違いを指摘する側である。心の中で「けっ、素人が」と思いながら「すみません、こちらは私の席ではないかと思うんですが」なんて言っちゃってるのに、この日はノーネクタイにぶ厚い眼鏡、顔面蒼白で間違った席に座っており、間違いを指摘されたときには『せっかく座ったのにまた立たなきゃいかんの?』ということに凹んだ。こういう状況下においては席がCだろうがDだろうが、どうでもいいのだ。小さいことは気にしないでほしかった。
ちなみに、ネクタイ締めたら気分が悪くなりそうだったし、コンタクトレンズは眼がうけつけなかったので、どちらも客先に入る直前に装着することにしていたのだ。まったく意味不明な外観だったと思う。

正しい席に座った直後、離陸までの間に僕は前後不覚になって爆睡した。ビクっとして目をあけたときはスッチーの人が隣の席の人に飲み物を配っているタイミングだった。恥と外聞を捨てればベストなタイミングで目覚めたわけだが、これはちと恥ずかしい。スッチーの人のくすくす笑いの顔が眩しい。「す、スープを」などと言ってあたふたとトレイの用意などをしてみるが、所詮は寝起きだ。トレイに手をぶつけてコップを倒しかけた。スッチーの人の目からみれば「スープほしさに絶妙のタイミングで目覚めたこのお客さん、寝ぼけてひとりコントしてはる」といったあたりか。
スープは飲みたいが睡眠時間もほしい。熱いスープを必死で速攻で飲んで、あまりの熱さにこぼれた涙もふかずにすかさず寝た。着陸まで目覚めなかった。

地方の客先から、タクシー→飛行機→バス→電車と眠り続けて自宅にたどり着いたのが23時。ヨメに「今日は早かったじゃん」と言われた。一般的に言えば早くないと思うが、たしかにここ数週間の基準では23時は早い。健康で文化的な最低限度の生活を我が手に。

イエッサ 師匠

今年に入ってすぐに会社を辞めてしまった先輩が僕の師匠でして、入社以来まあほとんどの期間を面倒みていただきました。かた苦しい言い方をするなら仕事だけではなく人生においてももっとも影響をうけた師匠であります。
苦しいプロジェクトで半ベソかいているときや、判断に迷ったときに「こんなときお師匠だったらどうするか」といったことを知らず知らずのうちに考えている自分がいます。自分は師匠のようにはなれないし、さらに言えば自分はそういう方向には向いてないと思っていたのですが、この数週間、自分がやってきたのは師匠のやり方かもしれないなぁと思いました。

「ただでさえツライ仕事を、ツラそうにやってどないすんねん」
「打合せに行ったら、一回は客を笑わせな、d400xはまだまだやな」
「自分のメンバーが機嫌よう仕事できるように、はからってやらなあかんで」

いいか、仕事ってのは××だ、覚えとけ!などという言い方で教えを受けたことは一度も無く、殊玉の教えはいつも日常会話の冗談の途中にそれとなく入っていました。

はっきり言って人付き合いもコミュニケーションも苦手、一人で内にこもってシコシコ仕事をするタイプの自分なのですが、今回相棒29歳が加入し、ラーメンマンが来日し、二人から力を借りなければ仕事ができない状況になって、とった方針はお師匠のやり方だったわけです。

えーと、まぁ朝から晩までクソ真面目に不毛な打合せと作業なんかしてたら数日で首くくりたくなっちゃいそうなんで、2週間一生懸命バカを言い続けたわけです。

ある夜、もう日も変わろうという刻限に、隣の机を見れば同じ部署の女子の人の名刺が箱ごと置きっぱなしにしてあります。この人、いい人なんですが、机の上もぐちゃぐちゃだし、毎日10分くらい遅刻してくるし、ちょっとこういう所がだらしない。
無造作に箱ごと放り出された名刺は、いい加減疲れた僕と相棒29歳とラーメンマンにはちょうどいいおもちゃです。おもむろに僕は名刺を一枚とって、名前の両側にせっせと赤で「ハート」を書き足しました。ラーメンマンにも名刺を渡すと、彼もすぐ趣旨を理解して一枚作ってくれました。「ハート」付きの名刺を箱に戻すとラーメンマンも嬉しそうでした。

仕事は散々だったかもしれませんが、ラーメンマンは帰るときに「楽しかった」と言ってくれました。お愛想かもしれませんが。「私が将来会社を興すときは、ぜひd400xさんと相棒29歳さんに声をかけたい」とも言ってくれました。お愛想かもしれませんが。

この2週間の仕事の成果、ひょっとしたらそういう所かもしれないと思います。弊社では多分何の評価もしてもらえない成果ですが、お師匠はその価値をわかってくれるような気がします。ただ、「人に評価してもらわなくても、自分の仕事は自分で評価したらええやん」と言われてしまうのだろうなあ。

闘将!!拉麺男

ここ2週間、べらぼうに忙しい。どれ位忙しいかというと、兄者と呼ばせてもらっている同期が突然入院して、手術を受けることになったことに不覚にも気づかなかったくらいだ。
最近インスタントメッセージに応答せんなぁ、と思っていたら携帯のメールに「明日は手術だ」なんつう穏やかではないメールが入っていて仰天したのだが、よくよく調べてみればその3日前にプライベートのメールアドレスに入院・手術することになった経緯のメールが届いていた。ちなみに『魁!!ヘルニア塾!』と銘打たれたそのメールは、災いの渦中におる兄者には申し訳ないが抱腹絶倒もののオモシロさだった。とにかく、数少ない友人の変事に気づかないほど忙しいのであった。

どうしてそんなに忙しいのかというと、例によって小隊長率いるプロジェクトのせいなのだが「また小隊長の悪口かよ、勘弁してくれ」とは思わないで下せえ、今回は違うのだ。

実は、この2週間はわが小隊に傭兵が来ていたのだ。中華人民共和国から。
面長で目は細く、なまずヒゲを左右に細長く垂れ下げ、髪は弁髪。極め付けに額には「中」と書いてあった。そして得意技はキャメルクラッチであり、虫の居所が悪くなると相手を真っ二つにしてしまう(コミック版の場合)か、ラーメンにして食ってしまう(テレビ版の場合)。よって、彼を便宜上ラーメンマンと呼ばせていただこうと思う。

ラーメンマンはわが小隊の指揮系統が崩壊して、もはや組織戦闘ができなくなっていることなど露ほども知らずに日本にやってきた。ちなみに彼のミッションは、「彼の部下の傭兵達が我々と共闘するにあたり、必要な情報を入手する」といった感じであるのだが、弊プロジェクトの現状を省みるに、恥ずべきことではあるがラーメンマンが期待しているようなものは何一つ揃っていない、と言わざるを得ない。

ラーメンマン29歳。日本語ペラペラ。パクる、などというくだけた言葉まで使いこなすので「パクるってスラングですよ、すごいですね」と教えてあげたら、「え、パクるは辞書にない?ポン引きとかと同じ?」と返された。不肖私などがラーメンマンに教えることなどもう何も無い。
さてラーメンマンは日本語がうまいだけではなく、仕事も一流だった。はっきり言って、彼の相手をする僕と相棒29歳よりも、知識と馬力とモチベーションと向上心が全然違うのである。若年とはいえ、かの国では大変なエリートなんだろうと思う。もちろん、小隊長とラーメンマンが話をしている場合、どう見てもラーメンマンの方が上手である。オーラが違う。

すごいなあ、と素直に感心してしまった。弊プロジェクトの状態を知り、ラーメンマン側との約束が守られていないことを知り、どうにもうまく行きそうもないことがわかった時点で「自分側の責任にならないように守りの姿勢に入り、もともと予定されていた範囲で役割と責任を果たし、日本側の失敗の余波を受けないようにする」とか「キャメルクラッチで小隊長を真っ二つにする(もしくはラーメンにして食う)」といった行動に走りがちだが、ラーメンマンは違った。
曰く「プロジェクトを全体で見て、成功させることが一番大事です」
曰く「私たちのところだけ利益を出して、プロジェクト自体は失敗ということだってできる、でもそれはプロフェッショナルの仕事ではありません」
曰く「私は、d400xさんと、相棒29歳さんと、このプロジェクトを成功させたいんです」

指揮系統はメチャクチャ、前線は戦意喪失状態の我々小隊にやってきたラーメンマンはきっと失望したと思うが、ものすごい地力とプロ意識で僕と相棒29歳を方向付け、戦闘目的と方法、手段と達成点を明確にし、ニッコリ笑って帰っていった。この2週間の出来事だ。
正直なところ半端じゃなくきつかったが、そういうプロフェッショナル触れても心に響くものが何も無いとしたら、リーマンとしてちょっとどうかと思う。心の中で「くそーなんで俺はこんなに役立たずなんだ、ラーメンマンごめん」と毎日凹みながらもラーメンマンと朝から晩まで打合せと作業の2週間だった。
このままではいかん、いつまでもラーメンマンに負けていてはいけないと思うのである。
一度は完膚なきまでに負けたが、僕はバラクーダ(中身はロビンマスク)となって、相棒29歳をウォーズマンとして鍛え上げるのだ。そしていつかラーメンマンをスクリュードラバーで倒す。あれ?

今後も我が小隊はきっとダメダメだと思うが、大陸ではラーメンマンが援軍として戦っている。せめて僕と相棒29歳はしっかり頑張らなきゃいかんなぁ、なんて柄にもなく考えてしまったのだった。

演技セヨ

地方への日帰り出張は過酷だ。
朝7時15分の飛行機に乗るには4時に起きてバスに乗る。飛行機で1時間半、その後タクシーで40分かけて客先へ。10時から12時まで打合せをして13時35分の飛行機で帰途につく。
15時ごろに空港に着いてしまうので、直帰することなくそのまま電車で移動して出社なのだ。

さんざん愚痴ってきたように、罰ゲームのようなプロジェクトにどっぷり浸かっているために心身わりとボロボロなところに、こういう鬼系の地方日帰り出張が入ると、空港から会社までの電車ではヨレヨレである。何とか空席を見つけ座って魂を虚空にとばしていると、僕の隣の席の前に、ジイ様とその娘といった感じの二人連れが立った。「娘」ったってジイ様の娘だからありていに言えばババアである。40〜50歳くらいとお見受けした。したがって背筋を伸ばして健康そうに立っているとはいえジイ様もいい歳だろう。70代か。

これは微妙な空気だ。別に誰も何とも思っちゃいないのかもしれないが、いい歳のジジイを斜め前に立たせて椅子にふてぶてしく座り続けるのはA型小心者の自分として非常に心苦しい。
「じゃぁ立てば?」とは言わないでほしい。そんな勇気ある行動が取れるなら始めっからとっくにそうしておるのだ。「あ、ジジイきた、どうしよっ」と考えるタイミングで立てなかった時点で機会は失われているのだ。そしてジジイを前に立たせてウジウジと「あー自分て悪人、俺のバカバカ」と、ひとり葛藤が始まるのだ。

隣に座っているやつは寝てるし、反対側の隣に座っているやつはケイタイに夢中、まったく人でなしだ。しかしおもむろに立ち上がって「どうぞ」なんつって席を譲るのは絶対に嫌だ。
そういういい人っぽい所作が自然にできる人とできない人が世の中にはいて、僕はどう考えても後者なのだ。
そんな席のゆずり方をしたら、自分が周りの視線を集めまくっているような自意識過剰状態に陥って苦しむ羽目になる。さらには、もし断られた場合はその自意識過剰に拍車がかかり、自分が周りから「あーあ、やっちゃった、この人」という視線にさらされてると思い込むことになるはずだ。想像するだけで首の後ろや耳たぶが熱くなる。

苦肉の策として、僕は次の駅で「オッ!」と声をあげ、『何と気付けばこの駅俺が降りる駅じゃん』といった風に演技して席を立った。「オッ」ってなんだよ、「オッ」って。まったく馬鹿馬鹿しい。
ドアの前を素通りして場所をうつり、後ろを振り返ってみれば、ジイ様の娘(=ババア)の方が座っていた。その席は、断じてその席はお前のために空けたのではない。

断片化ヲ解消スルヘカラス

黄金週間に休日出勤、というのは嫌なもんです。
末期症状の弊プロジェクトにおいては、休日出勤もやむなしという諦めムードが漂っていたものの、小隊長の肝っ玉では「いいかお前ら、休日出勤して下さい」とはとても言い出せないし、仮に小隊長の口からその命令が出ようものなら兵隊の銃口は敵ではなく小隊長に向けられることになったでしょう。「災いの元凶たるお前がどのツラさげてそれを言うのか」と。
そんなわけで、先週金曜日まで「誰が言い出すのか」「いやこのまま黄金週間突入だ」といった無言の緊張が隊内にみなぎっていたのですが、ついに金曜日、小隊長を飛び越えて大隊長(=部長)から休日出勤の指令が出ました。「これは強制じゃないですけど、皆さん自身で考えて必要なリカバリを行って下さい」ってなんか嫌らしいなぁ。真綿で首をしめるような言い方をされるくらいなら強制された方がいいっすよ。

そして残念ながら休日出勤。とある件について小隊長に確認に行って、ふと彼のパソコンの画面を見てみれば、
しょ、小隊長!?あなたのパソコンでは現在デフラグやっておられるのですね?

開いた口がふさがりません。集中力が切れてちょっとヤフー見てました、とかいうのと、デフラグやってます、というのは根本的に違います。デフラグは、ディスクの断片化解消ですから、基本的に始めたら終わるまでパソコンの操作は控えることになります。しかも、デフラグという動作は、パソコンが勝手に始めるものではないし、「今すぐデフラグしてください[OK][Cancel]」といきなりポップアップしてくるものでもありません。人間が「あーそういえばデフラグしばらくやってなかったなぁ、ちょっくらやっとくか」と主に暇なときに思い出して動かすものです。いまどき弊プロジェクトで、パソコンの操作無しでできる仕事など無いというのに、仕事放り出してデフラグって、アンタ、休日会社に何しに来たの。

いや、パソコンの記憶領域よりもあなたの記憶領域の方、デフラグされたほうが。

小隊長ドノ、シューッであります

小隊長ドノがいよいよ切羽詰ってきて、わが小隊は「のっぴきならない」とか「進退窮まる」という言葉に実感がこもる日々です。連日社内打合せが23時から24時くらいまで続き、タクシー帰宅です。兄者と呼ばせてもらっている同期によれば、「コスト削減だのと言いながら、机上の電話を使わずに携帯を平気で使い、社内打合せに無駄な時間を費やした挙句にタクシー帰宅とは馬鹿すぎて言葉を失う」そうです。返す言葉も無い。

馬鹿すぎて言葉を失わざるを得ない現状のなかで、プロジェクトメンバーはそれぞれ孤立した塹壕に立てこもって各自の判断で弾を撃つしかないわけで、指揮系統無く「各個戦闘」などやっていたら遅かれ早かれいくさには負けます。
こういうストレスのたまる状況におかれていると、災いの元凶たる小隊長ドノの一挙手一投足に敏感になり、彼がやる事なす事すべてが気に障ります。

そんな小隊長ドノのすごく気に障る癖。言葉を発した後にジジイが茶をすするような音で息を吸うのです。
「いやぁ、ワタシがわかっていないだけなのかも知れませんがね、シューッ」
う、ウゼぇ。
「申し訳ありませんがd400xさんには急ぎxxのドキュメントを、いやお客様からの要請でして、、、シューッ」
「要請でして」何なんだ、最後まで言えぇ!シューッじゃわからん!!

ウォーズマンやダースベイダー、通常シューシュー呼吸音がうるさい輩は強いヤツと相場が決まっているはずです。なんでうちの小隊長ドノだけシューシュー言うのにハズレなんだ!兄者によれば「肝っ玉が小さすぎて、いちいち深呼吸しないと不整脈で倒れるんだ、多分」つうことです。

「今日は地方への日帰り出張で5時起き、会社で呑気に打合せしている小隊長の代わりに客から怒られてきました、その上直帰せず会社に寄って、小隊に合流して不毛な社内打合せに参加、気付けばもう日が変わりそうなんですけど、自分お先に帰りますがよろしいでしょうか」
「いやぁ、帰っちゃうの?参ったなぁ、でもまぁいいか、お疲れさん、シューッ」
む、むかつく。
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