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  • 2015.01.07 Wednesday
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トゥデイ、トゥデイ、ジャパン、トゥデイ

娘のお絵かき帳をパラパラ見ていたら、ページ一面に
本日 本日 本日 本日
と書いてあった。
えーと、シャイニングへのリスペクトですかね。All work and no play makes Jack a dull boy.

どうやら、彼女としては「日本」って書いてるらしい。

こんなのもあった。
えちをPあ
日本
マニアックなところを選んだなあ。Tシャツにプリントして着たい。

執事二階堂

社会人になってから、夏にきちんと夏休みをとったことは殆ど無かったのだが、今年は夏に夏休みをとってみた。子供が幼稚園に行き始めた昨年、夏に夏休みを取らなかった(取れなかった)ばっかりに、子供の夏休みの思い出作りをぶち壊してしまったわけで、今年は父親としては密かなリベンジを期していたのだ。

5日間の夏休みの前後に土日があるので都合9日間。常日頃よりサービス業と呼ばれる仕事で鍛えられてきたつもりではあったが、家族サービスというのは別次元の事件であって、自分は未だペイペイであるということを認識させられた9日間であった。

長女が夏休みに行きたいと所望したところを、しらみつぶしに毎日毎日つぶしていったのだが、これがきっついのなんの。

まず、浦安辺りの耳の大きい鼠をモチーフとしたあの遊園地に行った。遠慮なく照りつける日差しをもろに浴びながら、プチ人種のるつぼと化した過密状態のテーマパークをうろついたのだ。10時半ごろにゲットしたあるアトラクションのファーストパス・チケットの有効時間が20時だったわけで、つまり、マインスイーパで「8」って書いてあるマスの隣のマスをクリックしてみたらやっぱりそこは機雷だったってことだ。
実は、「このクソ暑い中、しかも夏休みに重ねて耳の大きい鼠のテーマパークに行くのは止しましょうよ、秋の平日に有給を取得していけばいいじゃないですか」と婉曲に計画変更を娘に打診したのだが、「うちの場合、そういうふうにすると行かないことになると思う」とズバリ真実を突かれて却下された。5歳の人間を甘く見てはならなかった。
しかし、5歳の人間は感性が大人とは違うので、「イッツ・ア・スモールワールド」とかが最高なのだそうだ。「もう一回乗る」などと宣言されると、返事の代わりに屁をするだけでも物凄い脱力感を伴う。きっと、「魅惑のチキルーム」とかもど真ん中のストライクなんだろうと推測したが、あれを2回も鑑賞させられると満腹なのにゲップも出せないような状況に陥りそうな予感がしたのでチキルームの存在は隠し通した。
その代わり、ジャングルクルーズとか、バズライトイヤーのナントカとか、ミクロアドベンチャーとかそういうのは怖くてダメなのだそうだ。ジェットコースター系は身長が足りなくてダメだ。大人としては消化不良のテーマパーク日和なのである。

耳の大きい鼠のテーマパークの翌日は、「海に行きたい」と所望された。この9日間で、プールにも行ったし、水族館にも行った。NHKに出向いて珍獣も見学した。何となく女王様と奴隷みたいな夏休みだった。「姫、今日は何をいたしましょうか」。もしくはお嬢様と初老の執事・二階堂だ。「二階堂、車を出しなさい」。

そして今日が目出度く(?)夏休み最終日ということで、プールに行き、温泉に入って休みを締めた。帰りの車の中で溜め息とともに「明日から仕事だよ」とつぶやいたら、

「仕事しないと、遊んでばっかりだと貧乏になっちゃうもんね」と娘に返された。

「よくわかってるじゃんか」
「仕事頑張らないと、貧乏になっちゃうもんね〜」
「……わかってるからそんなに仕事仕事言わないでくれ」
「お金無くなっちゃうもんね〜」
「……(返事する気力なし)」

娘よ、大きな間違いがある、仕事してもうちは貧乏なのだよ。喉まで出掛かったその台詞を飲み込んでマイスイートホームに車をつけたのだった。

へをひる

世の中のお父さんは例外なく家で屁をこく。これは決まり事だ。

小学校高学年になったとき、女子は視聴覚室に集められて大人になることについての授業を受けたと思うが、その間男子は校庭で掃除をしていた訳では無い。父たる者はどうあるべきか、体育の先生から授業を受けていたのだ。
「いいかお前ら、父たる者は家で屁をこくことを疎かにしてはならない、よし田中、ちょっとお前屁をこいてみろ」
「は、はい……(放屁)」
「お前の屁じゃ全然ダメだ。お前のお父さんの屁はそんなんじゃなかったぞ、お前もお父さんのような立派な屁をこけるような大人になれ」
「先生、オレ、オヤジみたいな屁をこけるようになれるかな」
「お前ならできる」
と、こうやって自分の小ささを思い知らされ、いつか自分も立派な屁をこけるような大人になろうと思うのである。
という言い訳をヨメにしてみたが、さすがに見破られた。

上の娘4歳は、僕が屁をこくとすかさず「クサっ」と言う。実際に臭いか臭くないかは問題ではない。とにかく必ず「クサっ」と言うのだ。そんな姉を見ているせいか、1歳の娘もまだ喋れないくせに、僕が屁をこくと「○▲%×っ」と宇宙語でツッコミを入れられるようになった。何とも頼もしいことだ。
何も道楽でこんなことを教えこんだのではない。「不自然な沈黙」を回避するスキルを体得させてやろうという親心である。例えば彼女が将来、社長秘書かなにかになったとして、社運を左右するような商談に社長と同席したとしよう。そこで大事な商談をまとめあげようと意気込んでいる社長が、気合いを入れて取引先の社長と対面し、「本日はひとつどうぞよろしくお願いします」と言うや言わずやのその瞬間に、空回りした気合いによって盛大に一発放屁してしまったとしようじゃないか。
そこに流れるのはあってはいけない沈黙である。凍り付く一同。時間と冷や汗が流れる。ビジネス会話のプロトコルを完全に無視するそのカンバゼーションは、「あるべき挨拶の流れ」を完全に遮断する。一般的に、公の場では誰かが屁をこいてもその事実は無かったことにされる。みんなマナーとして「誰も屁なんかこいてません」という顔をして会話を続けなければならない。しかし、誰かが屁をこいたという曲げられない事実がそこにある以上、それを無かった事にするのはいかな大人とはいえ結構難しい。一度失われた会話の流れを元通りにするのは至難の業と言わざるを得ない。
ところが、幼時より習慣として身に染み込んだツッコミが抜けないであろううちの娘がいればそんな事にはならない。場所がどことか、状況がどうだとかそういうこととは関係なく、屁の音を聞けばすかさず「クサっ」と言うのである。条件反射だ。社長の気合いが空回りして盛大に放屁しても、その秘書がすかさず「クサっ」とツッコミを入れるのだ。そうすると、「誰も屁なんかこいていない」という不自然な嘘をみんなででっち上げる必要はなくなる。もしかしたらそこで空気が和んで、一気に商談が成立するかもしれない。タイミングよく「クサっ」と言うだけで救世主である。

僕はヨメと結婚するにあたり、もちろんヨメの実家に挨拶に行った。
よくある、
「お父さん、Aさんを僕に下さい」
「君にお父さんと呼ばれる筋合はない、帰りたまえ」
とか、
「君はAを幸せにすると言うが、一体何の根拠があってそういうことが言えるのだね」
とかそういうアレである。
勿論僕だって若かったので、スーツを着てガチガチに緊張してヨメの実家に乗り込んだ。ヨメの父とその奥さんに両手をついて頭を下げようと、そのタイミングをずっと窺っていた。しかし、なぜかそのタイミングが訪れない。奥さんのほうがなかなか居間に出てこず、料理を作っては運んでくるのだ。
僕とヨメとお父さんの3人、微妙な面子の緊迫した空気の中で、僕は「奥さん早く出てきて、お父さんと並んで座ってください」と何度念じたことか。だがその僕の願いは天に通じず、僕はひたすら料理をつつき、お父さんからつがれる酒を飲むことになった。「将来のお父さん」からつがれる酒を断る訳にはいかない。だが悪いことに飲んでも飲んでも酒がつがれた。そして僕はいい加減酔っ払ってしまったのだった。
結果、「Aさんと結婚させてください」と言う前に、気合いと緊張が空回りして、僕はあろうことか将来のお父さんを前にして大きく放屁してしまった。それは不幸にも、状況が状況ででなければ胸のすくような、剛毅な一発であった。もし僕がしらふだったら、その場で失禁して失神たかもしれない。しかし不幸中の幸いと言っていいのか、僕は酔っ払っていた。そして酔っ払っていた僕は、その豪快な自分の屁が面白くて面白くてたまらず、もう大爆笑してしまった。後から後から笑いがこみ上げてきて止まらなかった。つられてお父さんも爆笑した。奇跡である。
しばらくしてやっと奥さんが出てきて、僕はヨメと並んでお父さんに頭を下げたのだが、もはや空気的にそんなことはオマケだった。あの日のメインは屁だった。

娘が白雪姫のビデオを見ていた。ビビディ・バビディ・ブーと魔法の呪文を唱えると、カボチャが馬車に、ネズミが馬に、ぼろきれがドレスに早変わり、結構なことだ。ここで僕に神が降臨した。娘に向かって「ビビディ、バビディ」と唱え、最後にブーッと屁で呪文を完成させたのだ。このブーッは、我ながら改心の一撃で、娘もそれはもう大喜び。「クサっ」というツッコミも忘れて笑い転げた。そして娘と二人で何度もビビディ・バビディ・ブーッと最後のブーは口で屁の音を出しては笑いつづけた。その時、笑いながらつくづく自分って天才かもしれないと思ったのだが、振り向くとそこには冷たいヨメの視線があった。正直、恐かった。

……世のお父さんが屁をこくのは、権利ではなく義務なんで、そこのところご理解をいただきたい。

不器

うちのヨメというひとは、ものすごく不器用だと思っていたのですが。

3月3日、上の娘は4歳、5回目のひな祭りで、下の娘は2回目のひな祭りです。いやしかし、ひな人形ってやつは無茶苦茶高いんで、32歳うだつの上がらないサラリーマンと専業主婦と幼子2名の家庭にはなかなかひな人形は導入できないのであります。
そんなことは言っても、娘ふたりの家庭にひな人形無しってのもうまくないよなぁ、と思っていたのです。そう云えば、僕も小さい頃、五月人形が欲しくて欲しくてたまらなかったなあ。小学4年生のときに、バザーで五月人形(兜のみ)を見つけて自分の小遣いで買ったのを思い出します。なんかさびしい思い出ですな。
ヨメさんが、「卵びなを適当に作って飾るから、ゆで卵沢山食ってください、」と言い出したのは3月2日のことです。寂しいひな祭りを卵びなで回避するのは素敵な話なので、協力することにはやぶさかでは無いのですが、(1)ゆで卵、(2)沢山、ってところ、すごくひっかかります。
卵びな、って中身を抜くのだと思うんだけど、「ゆで卵」にしちゃってイイのか!?あれって、小さい穴を空けて生卵を掻き出すんだと思ってましたが…。そして「沢山」…。2個ではなく沢山ってことは、ひな段をこさえて、ゴージャスに卵びなで何段もやろうって算段なのか、ひょっとして。今日3月2日ですが、主役2名と、5人官女と、あと誰がいるのかわからんが、明日までに15個とか卵を食えってか!?

そして、ヨメがこさえた卵びなはこんなんでした。
070312_ひな
ヨメって不器用だと思っていたのだけどその考えを改めました。ほとんど100均の材料で、1日くらいでこんな逸品を作れるなんて。
翌朝目覚めた上の娘が「どひぇ〜」と感激していました。小さい頃の僕とは違って、ステキな思い出を刻むことができたのかも。そして、下の娘もニコニコしながら卵びなを見ては、しきりに話しかけています(宇宙語で)。
ところで、今日は既に3月12日ですが、いまだにこの卵びなを飾ってあるんです。おひな様をいつまでも飾っておくと嫁に行き遅れるって、えーと、ふっふっふっふ……。

る、は

「アメリカのA」、「ブラジルのB」。
仕事で修理を担当する友人は、客先から電話で修理部品を調達するときに、パーツ番号などが間違って伝わることを避けるために、上のような伝え方をしているそうだ。
雑音の多いマシンルームなどから携帯電話でパーツ番号を伝えるときなんかは、それこそ大声で受話器に怒鳴るのだそうで、思わず
「ガッチャマンのG」
と怒鳴ったこともあるそうだ。オー、ガッチャマン、科学忍法火の鳥だ!

ところで、ビー(B)とかディー(D)とかティー(T)とかピー(P)とかは、口頭で伝えると間違って伝わる可能性が高いので、特にDを「デー」とTを「テー」と、発音して間違えないようにするのが我々のマナーだ。TCP/IPを「テーシーピーアイピー」と発音するのは田舎者だからなのではなく業界人だからなのだ。失笑しないでほしい。

で、件の友人によると、Tを電話口で伝える場合は「東京のテー」と伝えるのが作法なのだそうで、友人はその作法を守りつつも、「『東京』のどこに「テー」が存在してるんだ!!アホか!」という思いを禁じ得ないそうだ。僕の場合は「東京のテー」と言われても普通にストンと腑に落ちてしまうので、残念だが友人の葛藤を理解できない。
しかし、「『東京』のどこに「テー」が存在してるんだ!!アホか!」というツッコミだけは猛烈に面白い。
ここは是非メタル精神を発揮して「パンテーのテー、いや、むしろテーバックパンテーのテー」と電話口で怒鳴ってほしいものだ。

ところで娘が4歳なので、ひらがなとかを覚え始めるのであって、見回してみれば家のあちこちに子供向けひらがな50音一覧が散見されるのである。
「ひらがな50音パズル」があったり、お風呂には「水で壁に何度も貼れるよ、50音シート」や「50音バスマット」があったり、そういうやつだ。そういうものは大抵、幼児でも字に親しめるように、各文字には絵がセットになって配置されている。「あ」にはアリの絵やアイスキャンデーの絵、「い」には猪木の絵、とまあそういうものである。

シャワーを浴びていて、何気なく50音バスマットを見ていてびっくりした。「る」である。「る」の横に描いてあったのはなんと「カエ」なのだ。おいおい、カエルは「か」だろう、と思って「か」のところを見れば、そこにはカタツムリがにっこりと微笑んでいた。
ゲッ、このバスマットは不良品だ、と思って壁の「水で何度も貼れるよ、50音シート」を見てみれば、示し合わせたかのように「る」の横にはカエが鎮座しておるではないか。
たしかに、幼児向けの「る」で始まる簡単な言葉ってのはなかなか見つからないが、異なる2製品が揃って「カエ」を並べているとは思いもよらなんだ。せめて片方は青空球児・好児さんを描いていてほしかった。ゲロゲーロ。

そこで風呂からあがって、「ひらがな50音パズル」の方で「る」を確認して2度吃驚した。そこには「アイス」の絵が描いてあるのである。先の友人の言葉を借りれば「『アイス』のどこに「る」が存在してるんだ!!アホか!」である。
そして傍らに「アイスクリームをたべ」と書いてある。なんというか、ものすごくシューではある。ら行は上から、「らくだ」「りんご」「アイスクリームをたべ」、…、と続いている。幼児がこの落差をどう受け止めるのか、興味津々だ。

憤慨しているばかりでは建設的でないので「る」で始まる幼児向けの単語、名詞限定、を怠慢メーカーに代わって考えてみたのだが、これがなかなかに難しい。僕はなにを隠そうしりとりでは「る」責めを得意とするイヤな奴で、「る」返しをくらったときによく使うのは、、
「ルール」「ルノワール」「ルーブル」「ルクソール」、、あしたのジョーで言うところのダブルクロスカウンターである。しりとりでは有効だが、幼児向けの絵には全然ならない。
「ルビー」は幼児向けの絵にしたら指輪か宝石に見えてダメだ。「ルンバ」は口にするだけで何となく恥ずかしい上に絵にできない。「ルンペン」は論外だ。

かなり考えたのだけど、僕が考えた中で一番ましだったのが「ルパン」だった。こりゃ商品化できん。

365

朝、「今日Nちゃん誕生日だよ」と長女に言われて気づいた。そう、次女Nは今日でめでたく1歳なのだった。

次女誕生のころのドタバタは毎日のようにブログに書いたものだったが、あれからあっという間に一年。そういえば2007年だった。明けましておめでとうございますが本年もよろしくおねがいいたします。

なんだかあっという間に一年が過ぎてしまった気がするが、子供は一年の間にしっかり成長するもんである。僕がデスマーチを続けている間に、笑い、首が据わり、お座りするようになり、ハイハイするようになり、つかまり立ちをし、ひとりで立てるようになり、まだ歩かないけどスクワットをするようになった。
僕が休日出勤を続けている間に、母乳がミルクになり、ミルクがフォローアップミルクになり、離乳食を食べ、たまごボーロを食べ、ショートケーキまで食うようになった。

やはり、下の子というのは生まれたときから歳の近い遊び相手がいて、おもちゃがあって、親も子供に慣れているせいだろうか、成長が早い。そこらへんは恵まれているんだろうなぁと思う。おふろに貼ってある「きかんしゃトーマス・1から100までかぞえられるかな」的なシートを0歳にしてジッと睨みつつ、うんうん頷いていたりするのだ。4歳の姉が、ひとりで「お買い物ごっこ」をしているのをじっと観察した後に、おもむろにポシェットをおもちゃ箱から取り出し、自分の首にかけ、ハイハイしながら「お買い物ごっこ・ごっこ」を始めたりもする。長女が0歳のときには、父母ともに「お買い物ごっこ」をするような粋狂なことはせぬし、お風呂で50まで数えてからあがったりすることもない。

下の子が損なのは、母親争奪戦をしなきゃいけないところだろうか。0歳から戦いが始まるのだ。姉も馬鹿ではないので、親に怒られるような露骨なやり方は滅多にやらない。足でそーっと妹を向こうに押しやったり、いろいろ知恵を絞るのである。まあ妹もやられっ放しではなくて、ギャーギャー泣き喚いて親を味方につけたり、物にあたりちらしたり、姉の髪をひっぱったりと、0歳児なりの反撃を試みている。頼もしい。

ところで、長女Mと次女N、姉妹とはいえ全然ちがう。長女は食べさせられたものが気に食わないとベーっと吐き出していたが、次女はなんでも躊躇せずに食う。長女は「抱っこ or Scream」的な頑固さをもってベビーカーという乗り物を拒絶したが、次女はベビーカーに座らせるとのりのりでシェケナベイビーしている。長女は全然「ひとり遊び」ができない子でヨメが辟易していたことがあったが、次女は本棚の前でジッと座って哲学していたり、飽きもせずに白紙一枚で遊んでいたりする。
そして、長女はなかなかのべっぴんさんであるが、次女は別系統の可愛さをもつ。犬で言うと、長女はコリーで、次女はフレンチブルドッグなのだった。

誕生日おめでとうなのである。1回目の誕生日って、すげえなぁ。

サンタが家にやってきた(後編)

前編より続き)

お母さんに言われてサンタさんにお手紙を書きました。お手紙って言ってもMちゃんは字書けないから、サンタさんがMちゃんにプレゼントをくれている絵を描きました。サンタさんにちゃんと届くかなあ。サンタさんはMちゃんにおもちゃプレゼントしてくれるのかしら。

◆◆◆

お母さんがおもちゃ屋さんにつれてきてくれました。Mちゃんはおもちゃ屋さんが大好きだけど、お父さんとお母さんは好きじゃないみたい。いつもしかめ面して、Mちゃんの手をぎゅっと引っ張ってお店の前を通り過ぎてしまいます。そういえばお父さんはずいぶん会ってないの。いつもは土曜日っていう日と日曜日っていう日には会えたのに、この前の土曜日にも日曜日にも、会えなかったです。

お母さんがおもちゃ屋さんにMちゃんを連れてきてくれるなんて、なんだかうそみたい。「サンタさんに何をお願いするの?」だって。昨日お手紙書いたのになぁ。Mちゃん字が書けないから、サンタさんわからなかったのかしら。前から欲しかったビーナの絵を描いたのに。
お母さんの手を引っぱって、ビーナのところにきました。たくさんのお友達がビーナで遊んでいます。Mちゃんも遊びたいけど、Mちゃんがわがまま言うと、お母さんも妹も困るから、我慢するの。ほかのお友達は遊んでいるのにMちゃんだけは遊ばせてもらえないのは本当は悲しいです。
Mちゃんだけのビーナがあったらいいなぁって思っていたから、サンタさんにはビーナをお願いたの。お母さんに「これ頼んだんだよ」って教えてあげました。
「ビーナのえほんはどれにしたの?」だって。
ビーナにはえほんがいっぱいあって、えほんをくっつけて遊ぶんだって。知らなかった。
ビーナのえほんは、アンパンまんのABCのやつにしました。本当はラブandベリーとか、プリキュアが欲しいけど、お父さんとお母さんはラブandベリーとかプリキュアのこと嫌いだから。にほんごであそぼ、とかアンパンマンのABCだったらお父さんとお母さんも喜ぶんじゃないかって思うから。

◆◆◆

今朝お母さんがMちゃんに言いました。
「あのね、昨日の夜サンタさんがうちに来てね、」

ええっ!本当に!?サンタさんクリスマスじゃないのにうちに来たの?

「そう、夜にドアをトントントンって、ごめん下さい、サンタです、って。それでね、Mちゃんが本当にアンパンマンのABCを欲しいのかもう一度聞いてみてくれって言うのよ。何でも、サンタさんはね、MちゃんはアンパンマンのABCよりももっと欲しいものがあるっていう気がするんだって」

サンタさんってクリスマスじゃないときは玄関から入ってくるの?
でも、MちゃんがアンパンマンのABCよりも欲しいものがあるってわかっちゃうんだ、サンタさんってすごい!

「ちなみにアンパンマンはさぁ、対象年齢が3歳からだから、Mちゃんにはおすすめしないって。4歳のMちゃんへのオススメは、ラブandベリーとかプリキュアとかシナモンだって。どうする?」

じゃぁMちゃん、やっぱりアンパンマンはやめて、ラブandベリーを頼むことにする!!

「わかった、じゃぁサンタさんに伝えておくからさ、でも何だか、オススメまで教えてくれてサンタさんも親切だよねぇ、、」

お母さんがいろいろ何か言っていたけど、何だかよく聞こえなかった。だって、サンタさんはMちゃんが本当に欲しいものをわかっていてくれて、聞きにきてくれたんだから。クリスマスにちゃんとラブandベリーをもらうことができるなんて、夢みたい。

◆◆◆

かくの如く、ヨメの機転による「サンタがクリスマス前にもかかわらず、長女Mのプレゼントの確認のためにうちに来た」という作戦により、長女Mが本当にほしかったものを聞き出しました。サンタがごめん下さいとドアを叩くあたり、聞けば聞くほど凄い設定ですが子どもは素直に信じてくれたようです。

なんというか、ホッとしました。

サンタが家にやってきた(前編)

さて、キリストの誕生日は12月25日なのになぜみんな「イブ」であるところの24日を祝うのか、という疑問について書いたのは8ヶ月前のことだったが。地獄の日々があっという間に過ぎて気づけば週末は世間的にはクリスマスではないか。今月は5日くらいしか家に帰っていないが、自分も二児の父。こんなことをしている場合ではない。出張先のホテルのコインランドリーで洗濯をしている場合では断じてない。

出張に行くときは、高速ネットワークインフラを持ったホテルを選んで泊まることにしている。クリーニングサービスでパンツの洗濯は拒否するホテルでも、ブロードバンド常時接続なら許すのだ。そんなわけで夜な夜なネットにつないで、ヨメとテレビ電話で近況を報告しあうのである。「今から電話する」と携帯電話でメールを打って、「電話」のほうはパソコンでするのだから、考えてみれば変てこな話。
ともかく、ここ数日のヨメとの通話でのホットな話は「子供が2週間風邪をひいていて、やっと治ったかと思えばすごい下痢、ひょっとしてノロか!?」「その間アンタは一日も家におらんやないかい、どないなっとんねん」「ついに私にも風邪がうつった、もうアカンわ」という凹み系の話題と、「子供のクリスマスに何を用意するか」というさらに凹み系の話なのだ。

休日無く働き続けてパンツを洗って寝る生活をエンドレスに続けている自分と、手のかかる子供ふたりをかかえた上に母子三人そろって風邪をひいているヨメには子供向けのプレゼントを用意する時間がない。そういえば今年はまだツリーも出してない。
それでも、そういう大人の事情で我が家にだけサンタ・クロースが来ないなんてことになると、4歳の長女が不憫すぎる。プレゼントくらいは用意せにゃと思い、「長女Mに、サンタさん宛の手紙を書かせて、何が欲しいのか確認する」という段取りでヨメと打ち合わせた。

翌日、ヨメとのテレビ電話で4歳の娘が何を欲しがっているか確認した

「確認スル、作戦通りに長女Mはサンタ・クロースに手紙を書いたか?」
「報告スル、作戦通り長女Mはサンタ・クロース宛に手紙を書いた、尚手紙は、最寄のダイソーで購入した赤い長靴に投函した」
「よくやった、クリスマスは長靴ではなく靴下のような気もするが気のせいか」
「気のせいだ」
「では改めて確認スル、長女Mはクリスマスに何を欲しておるのか」
「報告スル、実は問題があった」
「簡潔に報告セヨ」
「長女Mはまだ字が書けないため、サンタ氏宛の手紙には文字が書かれていない」
「それはプロブレムだ、何かその、手がかりになるような絵とか描いてあるか」
「サンタ氏らしき人物の顔と、長女Mらしき人物の顔が描いてあった」
「作戦は失敗だ」
「復唱、作戦は失敗だ、以上」

その翌日、ヨメは長女Mを最寄のトイざラスに連れて行って長女Mが何を欲しがっているのか直接確認した。4歳ならまだ大丈夫と思うがサンタ氏の正体が露見し兼ねない行為である。

「確認スル、長女Mがサンタ氏に望むものは何か」
「報告スル、子どもパソコン『Beena』である模様」
「復唱、『Beena』了解、しばし待て」
(おもむろに楽天市場で「ビーナ」と検索、ぐっ、4歳児のクリスマスプレゼントにはこれくらいかかるのか、、)
「Beenaを確認した、少々フトコロにやさしくないと思うがどう思うか」
「長女Mは父親に遊んでももらえず、風邪でも頑張って薬を飲んで、母親を妹にとられてさびしい思いをしているが、それを踏まえての発言か」
「もちろん冗談である」
「なお、『Beena』は専用ソフトを動作させて遊ぶ玩具のようであるが、専用ソフトはアンパンマンのカードで遊びながらABCを覚えるものを所望した」
「復唱、『アンパンマンのカードで遊びながらABCを覚えるもの』了解、しばし待て」
(おもむろに「Beena アンパンマン カード ABC」を検索、遊びながら楽しくABCを覚えようなんて、大人の下心満載のおもちゃを本当に子どもが楽しめるのか疑問)
「本当にこれを所望したか、プリキュアとかラブandベリーとかシナモンをさしおいてこれを所望するとは信じ難い」
「その場ではこれを所望したが、親を喜ばせるためにそういうものを所望した可能性が高い」
「マジか(愕然)」
「マジだ、最初に『にほんごであそぼ』を持ってきて、次に『アンパンマンABC』を持ってきた、そしてプリキュアとかラブandベリーじゃなくていいのか確認したところ、『そういうのは要らない』と返事したが、本当はプリキュアとかラブandベリーの方を欲しがっていると思われる、明らかにそっちの方を見ないように我慢していた」
「マジか」
「マジだ、長女Mは我々がプリキュアとかラブandベリー的なものを嫌いであることを知っている」
「(涙)了解、明日のミッションは決まりだ」
「明日のミッションは何か」
「ミッション、長女Mが本当に欲しいものを聞き出すこと」
「……方法は」
「方法は任せる」
「……」
「……」
「ヒントは」
「ノーヒントでお願いします」
「……(簡単に言ってくれるじゃんか)」

難題をヨメに押し付けて、ホテルで残業にいそしむ自分であった。

(続く(すみません))
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